2010年(平成22年) 秋
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2010.09.26 奥大日岳(2,605.9m) 快晴 |
9:00 秋のチングルマの向こうに立山が |
9:35 奥大日岳の稜線に出て 剣御前小屋が見えている |
色づいたナナカマド 仕事の関係や、結婚式への出席などで8月の山行から1か月以上も間が空いてしまった。行けない時は行けないものだとつくづく思う。9月26日は、晴れの特異日らしい。以前仕事で県外からおいでの方に五箇山の「こきりこ祭り」を見せてはどうかと旧の平村役場にいろいろとお話しをうかがい、雨天時の対応を確認していたところ、この日は必ず晴れるのでその心配はないとの返事で釈然としなかったのを思い出した。週間天気予報で晴れと曇りの予報だったので、予定を組んでいた。 秋にこのコースは初めてである。平坦な稜線が続き、あまりきつい登りはなく、晴れれば最高の山歩きが楽しめる。雄山方面と異なり人も多くなく、運動不足の私が行くにはちょうどいい。 8:15 室堂を出発し、霜が降りているのに気付くが、風もなくそれほど寒くは感じない。空は澄み渡り絶好の散策日和だ。 9:00 あちらこちらで景色を眺め、写真を撮ったりして歩いているうちに雷鳥沢テント場を通過する。 |
9:35 奥大日岳〜剣御前の稜線にでたところで小休止。 剱御前に伸びる稜線、雷鳥沢、立山、弥陀ヶ原、奥大日岳方面の展望は抜群である。また、花が終わったチングルマ、ナナカマドの赤い実などもうすっかり、立山は秋の装いである。 11:20 約3時間で奥大日岳に到着した。360度の大パノラマが広がっている。昼食は、少し下ったところで腰を下ろし、剱岳をながめながら贅沢な時間を過ごす、昼食後、立山方面から雲がかかり出し、いずれ剱岳にも伸びているのがわかる。 12:00に奥大日岳を出発し、14:00 雷鳥沢テント場に着く。 この場所は私のお気に入りの場所だ。周囲の山が見渡せ、風もあまりなく山の懐にいだかれている感じを強く受ける。家族で2度ばかりテントを張ったこともある。今年の5月に剱岳方面に出かける際にも通っている。帰りは、室堂17時の最終便に乗るため必死でここを通過したことを思いだしてしまった。あの時は、ほんとうに辛かった。 15:15 室堂に到着。美女平での混雑が予想されるため、すぐにバス乗り場に向かう。 今日は、ゆったりとしたペースで周囲の景色を十分に堪能しながら稜線歩きを楽しむことができた一日だった。 |
9:35 奥大日岳稜線よりの雷鳥沢、立山の展望 | 10:02 奥大日岳(右)へと続く稜線 |
10:43 頂上までもう一息 | 11:47 剱岳を眺めながら |
11:23 奥大日岳山頂にて | (山頂)右:大日岳、鞍部に大日小屋が見えている |
奥大日岳からの展望 槍・穂高岳、赤牛、笠ケ岳 |
秋の装いの剱岳 |
2010.10.2 黒姫山(2,053.4m) 晴 ワンダ―フォーゲル部山行 |
13:30 しらたま平の紅葉 |
登山口の看板にある地図 岳会の春の山行が、糸魚川からの黒姫山、秋の今回は、妙高山の隣に位置する黒姫山である。 6:00 流杉パーキングで合流して出発し、約2時間で大橋登山口駐車場に。 8:20 準備をして、出発する。駐車場からは、種池・古池を回ってのコースと林道のコースがあり、途中新道分岐で合流する。林道コースは、駐車場のところでゲートがあり、車が進入できないようになっている。我々は種池・古池コースを行く。 登るとすぐに種池への標識があった。水芭蕉の群生地でもあるようだ。その昔雨が降らずに困るとこの池の水を汲んで戸隠神社にお供えして撒くとその村に恵みの雨をもたらすというもので、戸隠山、高妻山などこの一帯は、戸隠神社信仰の影響を受けているらしい。ここから、しばらく行くと古池に着く。 9:50 新道分岐に着く。ここまでは、急な登りがほとんどない。この分岐から西登山新道を行く。ここからようやく登山道らしくなり、ブナやシナノキなどの森を黙々と進む。 |
11:30 しらたま平に着くと高い木が姿を消しやっと展望が開ける。しかし、雲がかかり周囲の山はその姿を現してくれない。 ここまでは、樹木の中の道で展望がきかず我慢の登りであった。 12:15 約4時間で黒姫山に到着。頂上には、我がグループの他に数名といったところで、楽しい昼食のスペースが確保できた。昼食は、漬物、かまぼこ、梨などが回ってきて結構お腹がいっぱいになった。ここからは、南に飯綱山、東に高妻山、戸隠山、北に妙高山、西に野尻湖などの展望が楽しめる。 13:05 頂上で集合写真を撮ってもらい、黒姫山を出発。 14:30 新道分岐に到着。かなりいいペースで降りてきた。 15:45 新道分岐からペースが落ちてしまいようやく登山口に到着。温泉に向かわずに道の駅に寄って、帰ることとした。 今回も、ゆったりとしたペースの静かな山旅であった。 |
8:42 古池 | 11:43 しらたま平、正面が黒姫山 |
12:42 妙高山 | 12:43 野尻湖 |
12:52 黒姫山山頂にて | 12:57(山頂)左から:戸隠山、高妻山 |
2010.10.11 唐松岳(2,696.4m) 曇り後快晴 |
9:17 ガスが晴れ、不帰嶮三峰、二峰が見えてきた |
10:08 紅葉の中、丸山ケルン目指して |
10:50 丸山ケルンにて (左)不帰の嶮、白馬三山 3連休の最終日、高気圧が張り出し天気が徐々に回復してくる見通しで急遽出かけることとした。秋の時期は2年ぶりであり、今年の4月初旬にも山スキーで来ている。 ゴンドラの始発は、7:30であり、これより逆算して、7:00過ぎには駐車場に着くべく自宅を5:00に出発した。 7:35 ほぼ始発時間にゴンドラリフトに乗ることができた。ゴンドラを降りて、リフトを2本乗り継ぎ、八方池山荘に到着。空は曇り空で周囲の山々は望むことができない。 8:15 八方池山荘前の登山口を出発。 9:00 周囲の展望が利かないなか黙々と歩き、八方池入り口に着いた。天気の回復が遅く八方池からの白馬三山は雲のなかである。 10:40 丸山ケルンに着くが、その途中の行程は、素晴らしい紅葉を楽しみながらのものとなった。 |
12:00 4時間弱で唐松岳に到着。ここからの剱岳の景観は素晴らしい。「剱岳点の記」の撮影隊もこの付近での剱岳を撮影し、ワンカットを冒頭のシーンで使っており、また、ここからの剱岳を取り入れた合成の山岳風景をポスターとしている。 12:30頂上小屋で剱岳を正面に見ながら、贅沢な昼食時間とする。 13:00 日帰りのためゆっくりもできず、頂上小屋を後にする。今日あたり小屋に宿泊できれば、雲海に夕日が沈む景色を見ることができたかもしれない。 13:35 丸山ケルンに着くが、雲がまたかかりだしている。やはり八方池に着く頃には、雲のなかで白馬の山並みを眺めることはできなかった。八方池山荘の登山口に着く段になって雲もはれるのだろうと思っていたが、そのとおりとなった。 帰りは、源泉かけ流し 塩の道温泉ガーデンの湯で白馬の山並みを眺めながら湯につかる。 紅葉が最盛期の八方尾根であった。 |
10:50 (手前)五竜岳、(奥)鹿島槍ケ岳 |
11:00 (中央)唐松岳、(右)不帰嶮三峰 | 12:06 (手前)五竜岳、槍ケ岳 |
12:15 唐松岳頂上 | 15:20 (リフト上から)紅葉と白馬村 |
15:33 ロマンスリフト乗り場付近からの白馬三山 |
2010.10.17 雨飾山(1,963m) 晴 |
8:58 紅葉のトンネルを行く |
登山口にある雨飾山荘 今年から山を登りはじめ、その後、登山靴を買って一度も歩いていない職場のTさんに雨飾山の話をしたところ登ろうということになった。ちょうどこの時期は紅葉が楽しめる時期で登りの時間も手頃で秋の山には最適と思う。前回は11月初旬に高妻山を計画していたが、雪の関係で少し標高が低い雨飾山に急遽変更している。 5:50 富山県総合運動公園駐車場で合流して出発し、2時間弱で雨飾山荘のある梶山に。駐車場は満車で、路肩の空スペースに車を寄せることができた。 7:50 登山口を出発、入口に「ゆっくり登って4時間」とある。少し登ると色づいた道となり気持ちよく登る。今が盛りであろうか。 |
9:50 中ノ池少し手前の視界が少し開けた場所で休む。登山口では、壁のようにそびえていた、駒ケ岳、鬼ケ面山などと同じ標高の位置まで登ってきた。1,500〜1600m位だろうか。このあたりで一旦平坦な道が続く。これを過ぎると笹平への登りとなる。 10:40 3時間弱で笹平に着く。梶山ルート、小谷温泉ルートがここで合流する。笹平は、辺り一面が笹に覆われた平坦な台地であり、頂上直下で急な登りとなるが、頂上まではそれほどの時間を要しなかった。 11:10 3時間20分で雨飾山に到着。ほぼコースタイムどおりとはいえ、いいペースで登ってきた。集合写真を撮ってもらい、石仏のあるもう一つの低い方の頂で昼食とする。おにぎり、カップ麺、果物、コーヒー、ゼリーと豪華?なフルコースとなった。 12:05昼食後山頂を出発し、来た時に休憩した中ノ池付近の視界が開けた場所で休憩する。13:00であった。かなりいいペースで降りてきた。 15:00 登山口に近づきつつあるところでペースが落ちたようだが全員無事に降りることができた。 温泉は、雨飾山荘と考えていたが、込みあっているようで、糸魚川インター近くの日帰り温泉につかり、一日を振り返る。 |
8:54 紅葉の登山道 | 9:50 中ノ池付近からの駒ケ岳、鬼ケ面山 |
10:58 頂上直下からの笹平、焼山、火打山 |
10:49 笹平の向こうに目指す頂上が | 11:11 雨飾山(1,963m) |
11:50 石仏のあるもう一つの山頂にて | 13:20 落ち葉を踏みしめて |
2010.10.23 赤谷山(2,260m) 晴 |
10:54 (赤谷山から)秋色の剱岳 |
10:21 赤谷山からの後立山(左から白馬岳、天狗尾根、唐松岳、五竜岳) |
8:33 ブナクラ峠 昨年も計画していたが、断念していただけに是非登りたかった。天気もよさそうで、例年とは異なり、雪はまだで紅葉も期待できそうだ。今年は、この山域にこだわり、7月に大猫山、8月に猫又山、最後に赤谷山となった。今日は訳があって早く帰りたいため、早く家を出た。 8:30 ブナクラ峠に到着。登山口を出発して2時間20分の行程であった。 9:40 ブナクラ峠からは、しばらくは稜線上の道を進むが、黒部側に回り込んで沢を詰め、再び稜線上に出たところで休憩する。 |
10:15約4時間で赤谷山へ。最後の坂を登りきると眼前に剱岳の雄姿が広がる。途中追い越してきた方が少し遅れて到着し、最近登った山の話等をする。私より30分前に出発していたとのこと。広い頂上は2人のみであった。剱岳を正面に見ながら、珍しく今日はコンビニで買ってきた弁当をひろげ、静寂で雄大な景色との対話を心静かに楽しむ。赤谷山からの展望は、剱岳だけでなく、後立山、大日連山など見どころが多い。 先週は、賑やかな山頂であったが、今日は2人のみで、下山の時に7〜8人とすれ違ったのみであった。 11:00 頂上を後にするが、頂上で長居をしてしまったようだ。 14:00 約3時間で登山口のブナクラ取水堰堤に着く。 車で馬場島を過ぎてしまえばもうそこは、下界であり、いろいろと雑事が頭に浮かんでくる。 |
8:40 ブナクラ谷を振り返る(正面コット谷と大熊山) | 9:00 目指す赤谷山が、左端には五竜岳 |
9:06 猫又山 | 10:24 赤谷山頂上にて |
10:50 赤谷山よりの猫又山、釜谷山 |
12:44 紅葉のブナクラ谷 |
2010.11.13 室堂乗越(山スキー) 晴後曇り |
9:37 (室堂山荘付近) 正面:真砂岳から別山の稜線 |
11:07 室堂乗越付近からの剱岳 先週は、好天にもかかわらず山行ができず残念であった。しかし、1週間たてば立山方面は、もう銀世界になっているはずで初滑りもかねてアルペンルートを考えていた。翌日は移動性の高気圧が広く日本付近を覆うため、晴天が期待できそうで急遽行くこととした。 始発は、午前7時のため、7時前に立山駅に到着するように家を出た。駅に着いて切符を買おうとしたが、昨日は全日、高原バスが運休で、今除雪をしているためいつ運転が再開されるかわからないとのことで切符の発売はまだしないとのことだった。やがて、除雪が完了し、高原バスの運転が再開されるということで切符の発売が始まった。 8:10に立山駅からのケーブルに乗車し、8:30に美女平をバスで出発し、室堂には、9:15に到着。天狗平あたりから道路が圧雪となっている。 |
9:30 一面銀世界の室堂を出発。積雪は、1m〜2m程度と思われる。滑るには完全ではないがそこそこの積雪だ。シールを付けずに室堂山荘付近まで進み、ここからドロップして雷鳥沢へ滑り込む。 新雪であるが、北向き斜面のせいかそれほど沈まず、ターンができる。忘れかけていた感触がもどってきた。5月以来である。天気もまずまずだ。 11:00室堂乗越付近の稜線に着き、剱岳のビューポイントを探す。もう少し奥大日岳付近へ進みたいが、天候も曇ってきており今日は、この程度と見切りをつけ引き返すこととした。出発時間も遅かったため、今日は無理をしたくなかった。5月山行の後遺症が心の隅にまだあるようだ。 11:45 雷鳥沢テント場に。滑ってきた斜面は南向きで、それほど寒くもないため、滑降には難しい雪質となっていた。 13:00雷鳥沢から約1時間で室堂付近に着き、雪上で周囲を見ながらの昼食とした。 今日は、軽めのウォーミングアップといったところで、初冬の立山をゆったりと満喫することができた。 |
10:12 雷鳥沢テント場付近からの浄土山 |
10:12 雷鳥沢からの奥大日岳 | 10:47 中ほどに見えているのが鍬崎山 |
11:03 (室堂乗越し付近)初冬の雷鳥沢、立山 |
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