2009年(平成21年) 夏
|
SUMMER | SUMMER2 | AUTUMN | WINTER | 2009年の記録 |
HOME | 過去一覧 | ヤマレコ スライド | インスタグラム | 写真の展示 |
2009.06.6 籾糠山(1,744.3m) 晴れ後曇り ワンターフォーゲル部山行 |
9:45 天生湿原 |
9:53 天生県立自然公園の新緑 5月は、残雪を利用しての山スキー、山菜採り、新緑、高山植物の芽生えと秋以外の季節が凝縮される1年の中でも特異な季節である。シーズン最後と山スキーを計画していたが、天候などの関係で5/5の針ノ木岳が最後となり、シーズンオフの6月になってしまった。いよいよ季節が夏へと変わっていく。 国道41号線を猪谷を過ぎる辺りで右折して360号線を進み天生峠を目差す。籾糠山へは、平成10年にも登っている。この時は5月だったため、天生峠への道が冬期閉鎖されており、かなり手前のゲートからの出発となった。それと比較すると、天生峠まで車で来ることができたことは、8割程頂上に近づいた感覚である。 このため今回の山行は標高差にして約450mであり、単純計算でも約1時間半の行程が見込まれるのみで、手頃なコースとなっている。 9:20登山口で入山料1人500円を支払い、登山開始。湿原や新緑が眩しいブナ原生林の中を気持ちよく歩く。 → |
また、 「キヌガサソウ」やあまり立山方面では見慣れない「サンカヨウ」などの高山植物も群生している。 10:25約1時間で標高1,520m木平分岐に到着し、一息いれる。 木平分岐からは、少し山らしい傾斜のある道となっているがそれほど険しくはない。約1時間で籾糠山に到着。狭い頂上に大勢の人が昼食を楽しんでいる。端っこに寄って昼食とした。 往路は、ブナの原生林と案内のあるブナ探勝路の道を選ぶ。深い原生林に癒されながら12:40ミズバショウ群生地に着く。ここに手頃な休憩ベンチがあり、早速お湯を沸かし、コーヒー・紅茶、これに加えT氏持参のロールカステラでコーヒータイムとなった。 帰りは、朝来た道を戻らず、白川郷へ抜け、合掌造り集落の白川郷の湯で汗を流し解散とした。白川郷ICから高速に乗り、家には16:40頃に到着。 |
9:58 ブナの原生林 | 9:59 サンカヨウ |
10:10 キヌガサソウ | 10:51 紫つつじ ? |
11:03 籾糠山頂上が見えてきた | 12:25 巨大な白樺の木(ブナ探勝路) |
11:47 籾糠山頂上 |
12:41 ミズバショウ群生地 | 13:03 ミズバショウ群生地休憩所 |
2009.08.08〜10 五色ヶ原〜薬師岳(2,926m) 小雨、曇り |
2日目 朝焼けの薬師岳 5:05 |
10:57 鬼岳東面の雪渓を行く 今回のコースは、平成15年薬師岳〜五色ヶ原コースの逆コースである。このコースの魅力はなんと言っても山の醍醐味である変化に富んだ稜線歩きと静かな山の雰囲気である。 室堂は人で溢れているが、浄土山への分岐を過ぎれば人は少ない。 7:00 小雨の降るなか立山駅を出発。8:10室堂に到着。 8:35 室堂を出発し、まずは浄土山を目差す。浄土山さんへは心臓破りコース(ごく一部でそう呼んでいる)を進むこととした。学生時代に何十回となく往復したコースであるが、考えてみると最近このコースからは登っていない。浄土山で一ノ越コースの他メンバーと合流する。ここに学生時代よく詰めていた富山大学立山研究所が建っている。施設の再構築の話が出ているが、誰も詰めていないのはさみしい。 → |
10:15 浄土山を出発するが、ここからは下りが続く。 11:00鬼岳東面の登山道には、まだ雪渓が残っている。振り返ると立山が立派にそびえている。行く手左側には、黒部湖、鳴沢岳、赤沢岳、スバリ岳、針の木岳等の後立山連峰が望める。 11:40 獅子岳に到着し、昼食とする。獅子岳は、12:15に出発。 13:40 ザラ峠からの登りを詰めきるとお花畑が広がり、やがて今日の目的地 五色ケ原山荘が見えてくる。チングルマ、コバイケソウ、ハクサンイチゲ、ハクサンコザクラ、ハクサンフウロなどのお花畑は天空の楽園の名にふさわしい。 |
11:04 鬼岳東面 | 11:13 獅子岳へと続く登山道 |
11:38 (獅子岳直下)天空の稜線 |
12:27 チングルマ | 13:33 ハクサンコザクラ |
13:39 (五色ケ原)五色ケ原山荘、鳶山 | (五色ケ原山荘前)1日目無事行程終了 |
5:01 目指す薬師岳が姿を現す 4:05 朝、外は雨である。雨具を着て、まだ暗い登山道をヘッドランプを灯して黙々と歩く。 4:50 一時間弱で鳶山に到着し、雨具を脱ぐ。ようやく空が白んできた。 6:45 越中沢岳に到着。この辺りからは、赤牛岳から水晶岳に続く稜線、右手にスゴノ頭から今日のハイライト薬師岳へと続く登山道が見渡せる。 7:55 越中沢岳からの急坂を通過してスゴノ頭に到着。1ケ所時間のかかる場所があったが、無事通過。 9:30 ようやくスゴ乗越小屋に到着。皆に疲労の色がでてきたため、昼食用のカップ麺等をつくり鋭気を養うこととする。ここまでは、行程の約半分であり、引き返すに引き返せない。前に進むしかない。約50分休憩し、10:20に気を取り直し出発した。 11:20 間山に到着。前回この辺りから立山方面の眺望が素晴らしかったが、今回は、雲がかかって望むことはできない。 → |
13:10 ようやく北薬師岳に到着したが、間山からここまでが疲労のピークとなっている。皆無口で黙々と登っていた。しかし、 北薬師岳まで来てしまえば、後は多少のアップ・ダウンがあるだけである。 14:10 朝4:00に小屋を出発して10時間後、ようやく薬師岳の頂上に立つことができた。ようやく皆に笑顔が戻り口も滑らかになってきた。頂上では、風もそれほど強くなく、360度の展望が広がっている。五色ヶ原から薬師岳への縦走、終わってみれば徐々に充実感が湧いてくる。 14:30 薬師岳を後にゆっくり太郎平小屋を目差して下っていく。 16:35 ようやく本日の宿泊地 太郎平小屋に着いた。全員無事に縦走できたことに感謝したい。 小屋に着き、生ビールで乾杯となった。 翌日は、雨の中を折立まで2時間40分かけて下山した。 |
4:58 朝の五色ヶ原、後立山連峰 (左端 鹿島槍ヶ岳、右端 スバリ岳、針ノ木岳) |
6:50 左 裏銀座、正面 赤牛岳、奥 水晶岳 | 6:55 スゴノ頭(手前)から薬師岳へと続く稜線 左奥に笠ケ岳、黒部五郎岳が見える |
11:47 北薬師岳を目差して 登りが苦しくなってきた。 |
12:04 北薬師岳への稜線から振り返る | 14:13 (薬師岳頂上)金作谷カールと北薬師岳 |
14:25 薬師岳頂上 | 14:44 薬師岳からの下り 正面は薬師岳山荘 |
14:40 中央カール、東南稜 左に水晶岳が見える 槍・穂高は雲で隠れている。 |
SUMMER | SUMMER2 | AUTUMN | WINTER |
HOME | 過去一覧 | ヤマレコ スライド | インスタグラム | 写真の展示 |