2009年(平成21年) 秋
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2009.09.19〜20 奥穂高〜吊尾根〜前穂高岳 快晴 |
17:54 雲海に浮かぶ笠ケ岳 奥穂高岳山荘から |
8:09 白出沢コース 9月の5連休は、天気が安定しそうなため、前から一度は登ってみたいと考えていた奥穂高岳の直登コースである白出沢をつめることとした。新穂高から奥穂高岳まで9時間、白出小屋からは7時間のコースタイムでどんなコースなのか興味があった。 連休の初日であれば奥穂高岳山荘も混まないと考えた。この小屋に来るには普通、上高地からだと途中に涸沢小屋があり、そこに泊まる。白出沢、岳沢コースは、中途に小屋も無くきつい。予想どおり小屋は混まなかった。 3:15 自宅を出発し、新穂高に向かう。5:00に到着するも無料の駐車場は3:00には既に満車となり、戻ってかけ離れた所に止めるか有料駐車場かということであった。 5:45 有料駐車場に行ってみると、幸いなことに空きがあったので駐車することができ、車中で朝食を摂り出発した。 7:20 工事車輌などが通過する道路を進み、槍ヶ岳と奥穂高岳方面との分岐点である白出沢に着いた。毎度ながら、登山道に取り付くまでの道路はあまり変化もなく辛い。 |
8:40 白出沢右岸から白出沢を渡り左岸に取り付く。これまでは比較的安定した整備された道であるが、ここからルートは一変し、沢の上を沿うようにクサリなどに導かれながら崖の道を進む。約1時間で岩がゴロゴロの涸れた沢にでる。ここで登山者と言葉を交わすが、山荘の従業員ということが分った。今日は混まないとのことで、明日以降忙しくなるので登ってきたとのこと。 12:20 涸れた沢を黙々と進むこと約3時間で奥穂高山荘に到着した。山荘が見え出してからが長かった。山荘前のテラスに腰をかけ周囲の景色を肴にビールを飲みながら昼食とした。こんな贅沢な気分を感じる時間はない。 13:00 山荘で宿泊の手続きをして、早く到着して時間もあるため奥穂高岳に向かった。 13:40 奥穂高岳に到着すると360度の展望が広がっていた。 結果としてもう1時間早く出発すれば奥穂高岳の日帰りは可能であるが、日が落ちる時には幻想的に夕日を浴びて雲海に浮かぶ笠ケ岳を見ることができるなど宿泊しないとなかなかこの絶景は見ることができない。 |
9:54 白出沢の登り | 白出沢を振り返る |
奥穂高岳山荘とテラス | 13:15 奥穂高岳への登りから見た山荘、涸沢岳、槍ケ岳 |
13:48 奥穂高岳山頂にて | (奥穂高岳山頂)笠ケ岳 |
奥穂高岳山頂からの展望 |
5:50 (奥穂高岳山頂) 朝焼けのジャンダルム 本来、今日の予定は、ジャンダルム、西穂高岳を通って新穂高に降りるコースを考えていた。しかしながら夜明け前から周期的に凄い風が吹き荒れており、出発時にも止まない。 5:10とりあえず奥穂高岳まで行ってみることとした。山の稜線上も風が強く時々の突風が怖い。西穂ルートから変更するパーティが多い。吊尾根コースへもどうするか迷った。せっかく小屋泊まりで視界が良いのに昨日来た道を帰るのは気がすすまない。 6:10前穂高岳を目差すが突風を気にかけながら吊尾根を進む。私の前に尾根を歩く者はいない。 7:20 前穂高岳と岳沢との分岐点 紀美子平に着き、前穂高への岩場に取り付く。ちよっとした岩登りの雰囲気が楽しめる。 7:50 登り始めて30分で前穂高岳に着くが今日の一番乗りらしく誰もいない。広い頂上は、貸切状態で、暫し快晴の360度の景色を堪能する。 |
8:30 再び紀美子平に到着し、上高地を目差す。 10:20 約2時間で、旧 岳沢ヒュッテ跡地に到着。標高差にして約800mを下ったのだろうか。傾斜が凄い。以前、岳沢ヒュッテに泊まり、前穂高岳〜吊尾根〜奥穂高岳〜涸沢と縦走しているが、ここの急登を登るのは大変である。 岳沢ヒユッテ跡地からは、傾斜が緩くなり、山行の余韻に浸りながら下る。上高地散策路に合流するともうそこは観光地で晴天の連休ということもあり人が多い。河童橋から振り返ると縦走してきた奥穂高岳〜吊尾根〜前穂高岳がくっきり見えている。 12:20バスターミナルに着くと同時に平湯までの切符を買い、12:30即バスに乗った。車は、新穂高にあるため、平湯で昼食とし、13:50新穂高へ向かった。 下山後、「ひがくの湯」で汗を流し、帰路についた。この日帰り温泉は、道路沿いにあって施設も新しく食事もできる。新穂高では、日帰り入浴できる施設を開拓したい。 * 新穂高 有料駐車場 2日間 3,000円 |
5:53 (奥穂高岳山頂)右から ジャンダルム、西穂高岳、焼岳、乗鞍岳、御嶽山 |
5:56 (奥穂高岳山頂) 槍ヶ岳 | 6:52 右から天狗の頭、間ノ岳、西穂高岳 |
7:53 (前穂高岳頂上) 槍ケ岳 |
7:54 (前穂高岳頂上)奥穂高岳 | 8:02 上高地、焼岳、乗鞍岳、御嶽山 |
8:50 重太郎新道から振り返る前穂高岳 | 10:30 旧岳沢ヒユッテ前からの乗鞍岳 |
11:57 岳沢登山道入口 | 12:14 上高地 河童橋から奥穂高岳〜吊尾根を振り返る |
2009.09.26 高妻山(2,352.8m) 曇り後晴 |
10:07 五地蔵岳への登りから仰ぐ高妻山 |
7:57 戸隠牧場登山口 19年11月3日火打山に登った時のこと、頂上からの高妻山が印象に残った。来年(20年11月3日)同日に高妻山に登ろうと考え、下山した。迎えた昨年であったが、既に雪が積もっていることや天候が悪かったため断念している。今年は、早い時期に登ってしまいたいとの想いがあり、今回の山行となった。 7:50 車でキャンプ場奥まで進んでしまい、道が分らなくなったが、少し戻って牧場駐車場を出発。辺りは霧がたちこめ視界が悪い。 9:20 出発して約90分で避難小屋のある一不動に着く。ここまでは大洞沢に沿った登山道を黙々と進む。途中、沢の中を何度か渡ったりクサリ場を通過する。特に一不動の直前にあるクサリ場の一部は、腕力のみでしか這い上がることができない。地図には「帯岩 通過注意!」とある。 10:20 五地蔵岳に。途中から霧があがり青空が出てきたタイミングで高妻山を仰ぐポイントに差しかかり、うまく写真におさめことができた。また、紅葉も色づきがいい。 12:05 駐車場から4時間15分で頂上に。 登り口が標高1,100m、頂上で2,352m、単純に標高差1,200mであるが、アップダウンがあることやクサリ場の通過、最後1時間の急登など頂上に至ったときにはかなりの充実感がある。頂上では、曇ってしまい周囲の景色は望めなかった。 |
避難小屋のある一不動から、頂上付近の十阿弥陀まで漢数字の一〜十が冠についた地名が順に現れる。五は、五地蔵岳、九は、九勢至など。登っている時は全てを確認できなかったが、下りに全ての地名を確認することができた。頂上までの目安として付けられたものだろう。また、ふもとにある戸隠神社は、昔から山岳信仰の霊場であり、宗教的な意味合いを表す名前となっているようだ。立山周辺における称名滝、大日岳、弥陀ヶ原、浄土山、地獄谷などのように。 12:45 頂上での昼食の後、写真を撮って来た道を引き帰す。 13:55 約70分で五地蔵岳に着き一息入れる。急登の下りやアップダウンは決して楽ではなかった。 14:40 一不動には、団体で多くの方が休憩していたことから通過し、通過注意のクサリ場に向かう。団体の後になるとかなりの時間待たされることになると考えたからだ。 16:00 戸隠牧場に到着。霧の中の朝と違い、正面には飯綱山山麓の裾野や牧場ののどかな景色が広がっており、心が和む。 せっかく戸隠に来たのだからということでそばを食べ帰路についた。 |
9:56 紅葉 | 10:03五地蔵岳を目差して |
11:11 正面に高妻山が | 12:01十阿弥陀 頂上は左奥 |
高妻山頂上 | 13:14頂上からの下り 五地蔵岳方面を望む |
15:08 大洞沢のクサリ場 | 15:53 戸隠牧場 正面飯綱山山麓 |
2009.10.11 西穂高岳(2,908.6m) 快晴後曇り |
槍・穂高連峰 |
7:33 目差す西穂高岳が見えている 西穂高岳には、平成11年の秋に登っているが雨風で何も見えず登っただけとなっていた。それ以前にも何回となく試みていたが独標止まりとなっていた。このため、視界が望める時に頂上に立ちたいとの想いが最近強くなってきていたが、昨年に至っては、新穂高温泉に到着する前に天気の状況を見て神岡辺りで断念している。今年こそと考えていると3連休の真ん中11日に晴れの予報が出ており絶好の機会と捉えた。 4:30 自宅を出発し、新穂高温泉には、6時15分に到着し、準備をしてロープウェイ乗り場に。並んでいる人は40人程度で7:00の始発便に乗ることができた。 7:20 西穂高口に到着し、とりあえず展望台に出ると青空に映える素晴らしい山岳の景色が広がっている。とりわけ槍・穂高は薄く雪化粧した景色がいい。山に登らなくてもこれだけの景色に出会えるところはそうないと思う。準備をして7:30に出発。 8:20 西穂山荘に到着。ロープウェイ駅からは、樹林帯の中を約1時間。ずっとアウターを着たままでようやく体が温まり調子がでてきた。 9:30 西穂山荘を過ぎると登山道に薄っすらと雪が付いている。台風の通過した頃の雪であろうか。状態によっては滑るので注意深く進むが、これから標高をあげていくので上部の状態が気になる。しかしながら快晴の稜線を歩くのは気持ちがいい。進む登山道沿いに独標、ピラミッドピーク、西穂高岳、左手に笠ヶ岳、右手には、前穂高岳も見え出し知らぬ間にペースが上がっていたのか難なく独標に到着。ピラミッドピークが眼前に迫っている。 |
11:00 登り始めて3時間30分で今日の目的地西穂高岳に。独標からは、雪の状態を心配して軽アイゼンを装着して西穂を目指した。一旦、急斜面の岩場を下りる際に、岩場に不慣れな女性の後になってしまいなかなか進まない。下りきった鞍部で交替してもらう。途中ピラミッドピークを越えると西穂高岳が近くに感じる。遠くから眺めていると結構急であるが、楽に通過できるところも多い。頂上直下は、登りと下りが交錯し少し気を使うがやがて頂上に到着。 頂上では奥穂高岳が正面に壁のようにそびえている。ジャンダルムが見えるが、ピークはその奥でガスに隠れている。吊尾根、前穂高岳へと続く稜線を見上げていると9月中旬の縦走を思い出した。あの時からそれほど日も経っていないが確実に季節が移ろいでいる。 11:20 頂上で軽く食事をとり出発する。 12:30 西穂高岳から約1時間で再び独標に着いたが、すでにガスがかかって周囲の景色が見えなくなってしまった。 13:20 独標を早々に出発し西穂山荘に到着。ここでもやはり周囲の景色は見えない。 14:20 西穂高口に到着し、飛騨コロッケを食べながら余韻に浸る。 新穂高温泉に到着後、9月20日にも立ち寄った「ひがくの湯」で冷えた体を温め帰路についた。 今年は新穂高温泉に縁があって、8月の下旬から3回も来たことになる。 |
8:33 西穂高岳、上高地分岐 | 8:35 手前から西穂山荘、焼岳、乗鞍岳 |
8:45 左から西穂高岳、ピラミッドピーク、独標 |
9:35 独標からのピラミッドピーク | 西穂高岳の登り |
11:00左から 槍ヶ岳、南岳、涸沢岳、奥穂高岳 | 11:00 西穂高岳頂上にて |
11:00(西穂高岳頂上)奥穂高岳〜ガスの吊尾根〜前穂高岳 |
11:00 正面に笠ケ岳 | (西穂高岳頂上) 左から霞沢岳、上高地、西穂高への稜線 |
ガスの中に見え隠れする槍ヶ岳 | 13:14頂上からの下り |
2009.10.24 金剛堂山(1,637.9m) 曇り ワンダーフォーゲル部山行 |
11:42 中金剛を目差して |
9:00 紅葉の登山道を行く 2月以来の今年2回目の金剛堂山となった。紅葉の時期は久しぶりである。晴天の予報が出ていたため、昨日のような快晴を期待していたが、終始曇り空であった。 7:30 集合場所であった保健所を出発し、約1時間で登山口に到着。準備をして、8:45分栃谷登山口を出発。 暫し歩くと紅葉が見事で晩秋の雰囲気が漂っている。 10:45 1,451m峰を通過。ここを過ぎると頂上への登りが見渡せる。左手には、スキー場も見え出し、奥に白木峰の稜線もみえてくる。また、五箇山方面の峰々も望むことができる。 11:30 金剛堂山に到着し、暫し休憩し、中金剛を目差す。頂上からはなだらかな気持ちのいい道が続いている。 |
11:50中金剛に到着。今日は珍しく風が強くないが少し肌寒い。広い場所をもとめ少し下って昼食とした。 早速お湯を沸かしカップ麺やスープをつくる。また、漬物、りんご、巨砲、コーヒーなどそれぞれ持ちよったもので楽しい昼食の時間となった。 12:45 昼食の後、下山を開始。 13:35 1,346m峰を通過し、1時間歩いたところで休憩。落ち葉を踏みしめながらも下りは早い。 14:35 2時間弱で登山口に到着。 下山後、お決まりの天竺の湯に浸かり帰路についた。 |
11:33 金剛堂山頂上 | 11:39(頂上附近)中金剛を目差して |
13:54 落ち葉を踏みしめて |
2009.12.29 立山山麓 快晴 |
らいちょうバレーエリア 大日岳、立山を望む |
らいちょうバレーエリア 10月末以来自然とシーズンオフとなってしまった。11月以降は、仕事、冬仕度、家のかたづけなど忙しい。これに加え今年は長男の結婚があった。これからが雪山にむけてのシーズンとなる。 体がなまりきっている。スキーなどで衰えた筋肉を回復していきたい。例年雪山の第一歩は、立山山麓でのスキーから始め、基礎体力をつけ、山スキーに移行している。 |
らいちょうバレーエリア 今日から休暇となったが、初日のみ晴天が見込めそうなため、気分転換も兼ね山麓のスキー場に向かった。 朝から青空が広がり、何もしなくても気持ちがいい。上部の雪質はまずまずであるが、下は雪不足である。ここ何年か山麓のスキー場は、土や石を避けながらの滑降でまとまな状態の時はめったにない。スキーを堪能するというよりも運動不足解消のため黙々と滑り込むといったところか。 |
2010/1/16 極楽坂エリア | 2010/1/16 雷鳥バレーエリアからの鍬崎山 |
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