2011年(平成23年) 秋
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2011.09.10 大猫山(2,070m) 曇り |
9:26 一瞬姿を見せた剱岳 |
11:35 リンドウ 大猫山は、毛勝三山の一角、猫又山から延びる東芦見尾根上にある山。今回の山行で5回目となる。 |
登り出しからいきなり遠慮のない急登が連続している。大猫平付近のみが平坦で気の休まるところであろうか。ここは、池塘が点在し、幻想的なたたずまいをみせる。曇りの日などは、特にそうである。 自宅から登山口まで比較的近く、登りの時間も3時間半程度で軽めのトレーニングのつもりでいたが、結構なトレーニングとなった。体の状態がまだ山仕様となっていないようだ。 天候も予想どおり雨の心配はなかったが、剱、猫又山の展望は望めなかった。 唯一、リンドウが心を和ませてくれた。 |
10:50 幻想的なたたずまいの大猫平 | 11:40 大猫山頂上 |
2011.09.18 剱岳(2,998m) 晴れ後曇り |
9:26 池塘から望む小窓尾根 |
7:00 早月尾根1,600m付近の巨大杉と登山道 剱岳へは、これで9回目の挑戦となる。内2回が天候や時間の制約で頂上には至っていない。 早月尾根コースが5回、長次郎谷コースが3回で、考えてみると正面の別山尾根コースが1回ということになり、意外であった。 早月尾根の日帰りは、平成16年に行っているだけで、今年こそは!と思いつつもここ2〜3年チヤンスを逃していた。8/27と9/10の山行は、早月尾根を意識して急登のクズバ山、大猫山でのトレーニングであった。夏に縦走していない分不安であったが、登ることとした。当初9/17で考えていたが、3連休すべて悪天候の予報に変わってきており、あきらめていた。天気予報を見ていると18日は、晴れとなっている。台風、前線などの気圧配置から考えて信じられないことではあったが、まずまずの天気となった。 早月小屋までは、飛ばしてはならないと思っていたため、ゆったりとしたペースで登る。 |
このルートは、早月小屋からが本当の出発点であり、ここ からどれだけしっかりとした足取りで登れるかがカギとなる。 長い尾根であるが、標高1,000mから200mごとに標高の案内板があり、目安となるばかりでなく、ここまで登ったのだと勇気づけられる。 頂上に近づくにつれ、上部付近に雲がかかりだし、頂上からの展望は、ほんの一瞬を除いて駄目であった。下りは5時間かかるとして、17:30頃までには、馬場島に着きたい。そうなると、12:30分には頂上を出発しなければならない。ガスの晴れるのをそう待ってもいられない。早々に頂上を後にする。 長い行程であったが、馬場島に着くとなんとも言えない充実感があった。 (参考 標高1,000m〜2,000mで 353m/時間 標高2,000m〜2,999mで 261m/時間 平均 300m/時間) |
8:57 奥大日岳、大日岳 |
8:57 毛勝三山 | 8:57 小窓尾根 |
9:58 室堂周辺と薬師岳 |
9:58 2,400m付近からの剱岳 |
10:00 ナナカマドの紅葉 | 12:00 別山尾根(剱沢)、早月尾根(馬場島)分岐 |
12:10 頂上からの立山、後立山方面の展望 | 12:10 剱岳 |
2011.09.23 唐松岳(2,696m) 曇り後雪、その後晴れ |
9:26 八方池 |
8:50 タカネマツムシソウ 前日の予報では、台風一過の晴天が望めそうなので、紅葉には少し早いが今年の秋も唐松岳へ出かけることとした。 ここ数年春には山スキーで来ている。秋にも毎年のように来ているが、前日の天気予報で決めたにもかかわらず、ハズレたようだ。こんなこともあるが、整備された気持ちのいい尾根なのでゆっくりと頂上を目指す。早月尾根とは精神的な余裕が随分違う。八方尾根の行程は、標高差は約860mで、早月尾根の標高差約2,200mと比較しても気持ちが楽である。 11:55頂上山荘に着くが、視界が利かない。少し休んで、頂上に向かうが、やはり視界が利かない。写真をとって早々に引き返す。 → |
13:10 頂上小屋付近で昼食としたが、風があるためかかなり寒むく、軽く食べて下山することにした。歩いて暫くすると雪が舞いはじめ、雪となった。 15:55 ようやく八方池山荘に到着。約3時間かかっているが、妻の左膝の調子が悪く、下りもゆっくりとしたペースとなってしまった。ハイキングのつもりでいたが、天候によっては、厳しい状況となる。 帰りは、源泉かけ流し塩の道温泉ガーデンの湯につかり冷えた体を温めた。 (参考 標高1,830m〜2,696mで登り時間 3H55M 221m/時間) |
9:32 八方池付近 | 9:48 白樺の道を行く |
11:05 丸山ケルン | 11:16 ナナカマド |
12:30 唐松岳頂上 | 14:30 八方池が見えてきた |
15:18 白馬三山 | 15:25 八方池山荘への下り |
15:45 八方池山荘と高妻山、戸隠方面の山並み |
2011.10.8 谷川岳(1,977m) 晴れ後曇り ワンダーフォーゲル部山行 |
11:00 目指す谷川岳双耳峰が眼前に |
10:45 天神平から望む谷川岳 秋の予定は、白山であったが、全国市長会に勤務となっているT氏と合流しようと東京からアクセスしやすい谷川岳となった。3連休の初日で天候は晴れで安定している。 谷川岳は、群馬・新潟の県境にある山で、周囲の万太郎山・仙ノ倉山・茂倉岳などを総じて谷川連峰と呼ばれている。標高は、2,000mにも満たないが、急峻な岸壁と複雑な地形に加え、中央分水嶺のために天候の変化が激しく遭難事故記録は世界のワースト記録としてギネス認定されている。(出典:ウィキペディア) 個人としては、今回が2回目で、貸切りバスでの移動であるならば、土樽から茂倉岳〜一ノ倉岳〜谷川岳コースあたりを考えてはいたが、多人数での行動や体力差もあり、無難な選択かもしれない。 6:00 富山駅北口を出発し、登山口の土合に向かう。JRの駅でT氏と合流。この駅は、上下のホーム間が大きく離れており、上越線の複線化の際に下りホームを地下70mの新清水トンネル内に設置したことによるもので、下りホームから駅舎に行くには、一直線に伸びる462段の階段を上り143mの連絡通路、さらに24段の階段を上がる必要がある。せっかくなので一番下まで降りて様子を見にいった。その帰りに階段を登ってみてこの駅の凄さを実感した。 10:15ロープウェイのある谷川岳ベースプラザに到着したが、土合駅からはほんの少しの距離であった。切符を買って10分程度の空中散歩を楽しむ。視界もよく実に気持ちがいい。下を見ると天神尾根につながる道が通っている。 → |
10:45天神平を出発。頂上までは、標高差658m。登山口から目指す谷川岳がくっきりその姿を現している。 11:35 熊穴沢避難小屋に。その後、天狗の留まり場付近で昼食とする。 12:20 天狗の留まり場を通過する。ここを過ぎるあたりから高い木々がなくって笹の急斜面となり、肩の小屋付近が見渡せるようになってきた。 13:20肩の小屋に到着する。ここで万太郎山への道が分岐している。 13:45谷川岳の最高峰オキノ耳に到着。出発から3時間であり、実にゆったりと登ってきたことになる。頂上では、午後に特有の曇り空であったが、それでも360度の展望である。東には、武尊山、さらに奥には尾瀬の山並み、西には、万太郎山・仙ノ倉山の稜線の向こうに苗場山がどっしりと構えている。さらにその奥には志賀高原の山々が幾重にも重なってそびえている。そんな景色を堪能しながら湯を沸かしコーヒーを飲む。この奥に鳥居があるということでザックをここに置き行ってみる。5分ほどであった。登山の安全を祈願し、戻る。 14:30 オキノ耳を後にし、帰路を急ぐ。 16:25 天神平に無事到着し、ロープウェイに乗り込む。ベースプラザに着くとバスが待っていた。後の楽しみは温泉である。 今日の宿は、水上温泉、源泉掛け流しの湯宿「松乃井」で、ゆっくりと湯につかり汗を流す。 |
10:47 天神平登山口 | 11:25 |
11:35 熊穴沢避難小屋 | 11:44 天神尾根 |
12:20 天神尾根を行く | 12:27 頂上へと続く天神尾根 |
13:25 肩の小屋付近から仰ぐ(左)仙ノ倉山〜万太郎山の稜線 |
13:30 トマの耳から眺める(左)茂倉岳、一ノ倉岳、オキノ耳(右) |
12:10 肩の小屋、万太郎山・仙ノ倉山の稜線展望 | 14:27 オキノ耳(1,977m) |
14:30 頂上からの(左)仙ノ倉山、万太郎山の稜線 | 14:30 オキノ耳からのトマノ耳 |
15:27 紅葉の登山道 | 16:20 天神平に到着 |
水上温泉「松乃井」の夕食 | 露天風呂 |
2011.10.29 千石城山(757m) 晴れ |
11:38 剱岳 |
11:40 スズキ 千石城山は、自宅を車で出発して1時間後には頂上に立ち剱岳を仰げるという数少ない山の一つで、登山口から30分程度。 |
山に行けない時に、僅かな時間を利用して山の空気を吸ってくるにはもってこいの山である。ただ、冬場は、登山口まで車がはいらないので、3時間はかかる。 登山道は、整備され、広く気持ちのいい道である。頂上も広く、ベンチが設置され、数組みが昼食を楽しんでいた。 午前中だとどうしても写真は、逆光ぎみとなる。空気が澄みきり、雪化粧した時期にまた来たい。 |
2011.11.26 浄土山(2,831m) 快晴 |
13:00 (左)槍・穂高、赤牛・水晶、笠、黒部五郎、薬師、五色 |
11:26 立山が青空に映えて 立山一帯は雪の量が少なくスキーヤーのキャンセルが出ているとの報道もあったが、ここしばらくは日本海側独特の鉛色の空で冷たい雨の日が続いていた。山ではせっせと雪が降ってゲレンデづくりをおこなってくれていたのだろう。降雪の後の高気圧、実はこの日を待っていた。気温も低く最高の状態となった。当初日曜日を考えていたが、土曜日に晴れるのであれば、日曜日は、気温の上昇が予想されゲレンデも荒れそうなため、金曜日の午後11時すぎに行こうと決め、準備にとりかかる。 アルペンルートの始発は、午前9時であり、昨年もそれほど混んでいなかったため、8時30分前に立山駅に着けばと考えていたが、切符を買うとかなり待たされることが分かった。 |
また、アルペンルートの除雪を行っており、開通が遅れそうだとのことであり、結局室堂に着いたのが11時で、スキーの到着が遅れ、ようやく出発できたのは、11:20であった。 青空のもと、広々とした降ったばかりの純白の雪道を歩くのはほんとうに気持ちがいい。歩くだけでも来るだけの価値はある。青空に映える山々は本当に美しい。 一ノ越直下まで行き、手前で稜線下の谷を詰める。山頂の稜線に着いたのが、12:55であった。ここでスキーを置いて新装なった浄土山の立山研究所まで向かう。 シールを外して登ってきた谷を滑降。気温が低いおかげで極上のパウダースノーで、足をとられず、気持ちよくターンができた。こんな状態のいい事はめったにない。あっという間に一ノ越の直下で、満足の1本であった。この後、雷鳥沢の方へ滑り込もうとも考えたが、時間も遅く、室堂へ向かう。 運動不足の中、早いペースで登ったため短時間の割に疲れが出た。 |
12:20 浄土山への登り 風が強く雪煙をあげている | 13:12 浄土山(2,831m)立山研究所 |
12:55 (中央)槍・穂高連峰 |
13:16 (左)龍王岳 |
13:35 山頂にて | 13:36 黒部五郎岳、薬師岳、(手前)五色ケ原 |
13:40 登り詰めてきた谷を滑降 |
13:46 極上の雪質 | 13:56 満足の1本 |
14:24 室堂山荘と奥大日岳 |
室堂ターミナルと大日岳 | 後立山 針ノ木岳 | 剱岳 |
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