2011年(平成23年) 夏
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2011.06.04 薬師岳(2,926m) 晴れ後曇り     

 12:30 薬師岳山荘付近から眺める(左)黒部五郎岳、北ノ俣岳の稜線

 
日時 2011年6月4日(土) 
天 候 晴れ後曇
5:50 自宅出発
7:05 折立(1,356m) 登山口出発
8:30 三角点(1,870m)
10:30 太郎平小屋(2,330m)
13:05 薬師岳(2,926m)
14:35 太郎平小屋(1,980m)
16:20 三角点(1,870m)
17:10折立 登山口
18:30 自宅着
  
 久しぶりの単独行。標高2,000m以上の山は、久しぶりとなる。5月5日、猫又山に登ろうと早朝出かけたが、林道が途中で閉鎖されており、登山口までは、かなりの距離があり断念。5月14日(土)、コット谷から早乙女山を計画するも雪不足で断念、いづれも山スキーを準備しての山行であったが、空振りとなっていた。
 当初、大日岳を登ろうと出かけたが、桂台から称名への道は、午前8時にならないとゲートが開かないとのことで、急遽、6月1日から開通している有峰林道から残雪期の薬師岳を目指した。 登山口からは、ほぼ残雪がなく夏道が出ているが、三角点手前から残雪が現れ、しばらく行くと雪が途絶え、夏道を探すのに藪こぎを強いられる場面も。
 太郎平付近から薬師岳へは、残雪が十分で、山スキーでの者もいる。登山口の折立から太郎平付近までは、夏道でも約3時間かかり、そこまでのスキー兼用靴では、結構辛いと思う。兼用靴の者もいるが、スキーに靴をセットし、リックにセットする者や前にスキー靴を担ぐ者などそれぞれ工夫している。
 10:30 ようやく太郎平に到着し、軽いものを口にする。天気は、晴れで、薬師岳、東南稜の稜線が青空に屏風を立てたように連なっている。
 太郎平からは、一旦、薬師峠まで下り、樹林帯の登りとなる。樹林帯の登りの後、緩やかな雪渓の登りが東南稜分岐点まで続いているのが見渡せる。ここから我慢の登りが続く。
    
  7:05 折立 薬師岳 登山口

 山スキーなら十分に楽しめる豊富な雪渓と適度な斜度の斜面である。
太郎平小屋で一泊するのがいいかもしれない。
 13:05 薬師岳に到着。折立を7:05に出発して約6時間の行程であった。夏道だとこれほどはかからない。少し雲が出てきて、くっきりとはみえないが、360度のパノラマである。立山方面に視線を転じれば剱岳も見えている。写真を撮って軽く食事し、15分程度で頂上を後にした。
 16:20三角点で休憩し、少し急いで下っていると私にぴたりと付いてくる女性がいたので、先に行きますかと声をかけると雪渓と夏道が入り混じって不安なため、後を付いてきてもいいかということらしい。同じく日帰りの4、5人のグループの一員で、頂上でもすれ違っていたので覚えていたが、グルーブから遅れたようだ。約20分下ったところでグループに追いついた。必死で付いてきたようだ。
 
今回は、薬師岳からの展望が素晴らしいことをあらためて認識することができた。秋や4月初旬には、もっと空気が澄んでいいかもしれない。ほとんど休まず、身体には負担となったかもしれないが、充実した山行となった。2回も敗退が続いていただけに、こんな山行後の晩酌は、格別だった。

8:55 三角点を過ぎると多くの残雪が 9:40 北ノ俣が見えてきた

9:53 太郎平と北ノ俣岳が見えている 11:30 薬師峠からの樹林帯の登り

  10:35 (太郎平)中央の避難小屋で(左)薬師岳と(右)東南稜を分岐

12:27 赤牛岳  12:55 左奥が薬師岳頂上

13:09 薬師岳山頂 13:53 雲の中に槍・穂高

  13:11 頂上より(手前)北薬師岳 (中央)剱岳、立山

  13:24 笠ケ岳、黒部五郎岳

  13:55 東南稜分岐から続く雪渓を振り返る
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2011.06.12 飛越トンネルから山之村に至る山域(山菜) 曇り     

 
日時 2011年6月12日(日) 
天 候
同行者
山域 飛越トンネルから山之村に至る山域
  
 丁度、この頃は山菜、特にススタケの時期であり、以前に採ったことのある地点を目指した。亀ヶ谷温泉の料金所から有峰林道を通り飛越トンネルを越える。ここから、山之村に至る途中で林道沿いに車を止めて山の中へ。
 ススタケを狙っていたが、少し伸びきったものが多く、たくさんの量は採れなかった。ふきも細く、あきらめかけていたが、帰り際にヨシナの群生があり、なんとか一日が無駄にならなかった。
 帰りは、山之村牧場で弁当を広げ、土産にソーセージとチーズなどを買って家路を急ぐ。帰ると山菜の処理が待っている。
    
   有峰湖から先週登った薬師岳を仰ぐ
 

ススタケ、ヨシナ  朴葉味噌に牛肉、ススタケ等を入れて
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2011.06.19 大平山(1,084m) 曇り     

 8:15   大平山登山口 (750m)


日時 2011年6月19日(日) 
天 候
6:00 自宅出発
8:15 大平山登山口出発
8:55 大平山頂上(1,084m)
9:25 大平山登山口
       
   8:55 大平山頂上(1,084m)

 魚津市東蔵と坪野を結ぶ道として平沢池ノ原林道が通っている。大平山への登山口は、この林道のほぼ中間点にある峠である。大平山は、毛勝三山の一角、猫又山から延びる東芦見尾根の末端に位置する。
 東蔵の集落を過ぎ片貝川対岸への橋を渡ったところで林道に進むが、途中通行止めにより引き返す。今度は、山向こうの坪野までまわりこんだ。集落を過ぎて林道を約20分で登山口に到着。家を出て2時間もかかってしまった。頂上へはあっけなく約40分の登りで、
軽すぎるトレーニングであった。
 
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2011.06.29〜30 立山(立山登山引率教師研修会) 曇り、晴れ、雨     

  6/29 19:20 室堂山荘からの大日連山

 
日 時 2011年6月29日(水)〜30日(木) 
天 候 曇、晴れ、雨
山行目的 立山登山引率教師の研修会に事務局として
山 域 弥陀ヶ原、室堂周辺、雄山へ
  
 今年度から教職員の研修について、富山市教育委員会で実施することとなり、その一環として児童生徒の立山登山における引率教員を対象とした研修についても実施し、事務局として参加した。研修生23名、講師と事務局8名であった。
 初日は、弥陀ケ原・室堂周辺における自然観察、室堂山荘では緊急時の対応、高山病・熱中症への対応、引率者の心構え、休憩や水分補給、歴史、地形、高山植物等の講義を行った。また、翌日は、実地訓練として全員で雄山までの登山を実施した。
 2日目の6/30は、曇りから雨に変わり、結局は、雄山の頂上直下の三ノ越で引き返すこととなった。しかし、雪渓での歩き方や靴に荒縄を巻いて歩くことの有効性の確認や、雨がひどくなれば仮に引率教員は大丈夫でも子供達の装備によっては、靴もずぶ濡れとなり、かっぱからも雨が浸み入った時に体温の低下や濡れた下着によって体の動きが鈍くなることなどを凄い雨の中で体感する場となった。
 結局これらのことが事故につながる要因となることから、頂上のみに固執することよりも引き返すことを決断することが重要だと身をもって体験してもらったと感じている。    
 
 
また、悪天候の時や頂上に立てなかったとしても、弥陀ヶ原、室堂周辺には、高山植物、池、地獄谷など多くの自然があり、また室堂の自然保護センターも活用すれば有意義な体験ができることを理解してもらったと感じている。 
 
 *6/29 の夕刻になって梅雨の晴間があり、周囲の素晴らしい山並みが展望でき、夜には、満点の星空も観察することができた。 

10:00 弥陀ケ原の自然観察  15:40 (室堂周辺)コイワカガミ

  15:50 室堂周辺自然観察の帰り道、視界が開けてきた

15:15 地図、磁石の使い方について 18:50 (室堂山荘)雄山、一ノ越

  17:30 室堂周辺からの室堂乗越、大日連山の稜線

6/30 8:40 一ノ越を目指して  6/30 9:25 一ノ越から雄山への登り
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2011.07.02 白木峰(1,596m) 曇り  ワンダーフォーゲル部山行  

   19:20 浮島の池塘に咲くワタスゲ

 
日 時 2011年7月2日(土) 
天 候
参加者 高松、宮中、細川、谷村、宮本、阪口、伊井、稲場、千田、春田、大懸、舟本、山田
8:20 駐車場出発
9:10 白木峰
小白木峰方面への散策
10:50 浮島のある池塘
11:30 頂上付近のヘリポート?で昼食
13:10 駐車場
  
 幹事さんの2回にわたる下見の結果、7月2日に決まった。例年今の時期がニッコウキスゲの最盛期であるが、年によって多少のずれはどうしても出てくる。多くの花が咲いていたが、一杯つぼみもつけているので、本当の見頃は、もう少し先なのかもしれない。しかしながら、天候や駐車場の込み具合、さらにコバイケソウ・イワイチョウ・アカモノなどが見ごろであったことを考えるとベストの日であったかもしれない。
 登山の予定としては、白木峰から小白木峰の往復が予定されていたが、初心者の方の靴や体力などを考えて浮島のある池塘あたりでゆったりと散策するほうがいいのではということになった。    
 
 
登山口から40分も歩けば、気持ちのいいニッコウキスゲの稜線が広がっている。さらに頂上から浮島のある池塘までは、20分程度であった。残念ながらここで弁当を広げるスペースはなく、頂上付近のヘリポート(?)まで戻り、車座になって昼食をとった。
 
 *この山には、難点があり、一つは、駐車場が狭く時間が遅いと路肩での駐車となること。二つは、標高が低いためか虫がうるさく付きまとい、顔を刺されることである。今回も顔が腫れ上がってしまった。

9:00 登山口  9:15 白木峰山頂(1,596m)

9:30 イワイチョウ 9:35 アカモノ

10:29 頂上から浮島に向けて 10:30 ニッコウキスゲが咲き乱れ

  10:44 コバイケソウも今が見ごろ

  10:50 浮島にて
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2011.07.16 天狗原山、金山(2,245m) 晴れ後曇り     

   11:04 ハクサンゴザクラの群生

 
日 時 2011年7月16日(土) 
天 候 晴れのち曇
同行者 高松、山崎
5:00 流杉パーキング出発
7:00 登山口着/7:15 出発
10:40 天狗原山付近
11:20 金山(2,245m)
11:50 〜12:15 昼食後出発
12:40 天狗原山付近
15:15 登山口
  
 夏山、朝日岳〜白馬岳を想定したトレーニングを兼ねて登りの時間が4〜5時間の山ということで、大日岳を考えていたが、昨年崩れたところが今年は通行はできるもののかなりの時間がかかるとのことで、急遽、金山を登ることとした。
 富山を午前5時頃に出発し、小谷温泉を過ぎ、雨飾荘から分岐する妙高方面に約4q進んだ金山登山口付近の駐車場に午前7時に到着した。
 7:15に登山口を出発し、約1時間ブナの林を歩くとブナタテ尾根にとりつく。その後、しばらくは、普通の道が続くが、やがて沢沿いの道を進む。道がぬかるみ、気が重い。雨の時などはたいへんだろうと思う。ここを過ぎると急に一旦、視界が開け、1,949m峰が眼前に現れる。この登りは、急で足場が悪く登るのに苦労する。下りはもっと大変であった。
 10:40 1,949m峰から約1時間で天狗原山に到着。山頂付近にお地蔵さんがあ。実は、ここの付近が天狗原山だとは気付かず通過していた。ここから、一旦下るのだが、チングルマ、シラネアオイ、ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、ハクサンコザクラなどが今を盛りに咲き乱れている。
     
 7:15  金山登山口
 
金山には、11:20に到着したが、周囲は雲がかかり雨飾山、焼山、火打山などは、望めなかった。頂上で写真を撮って、神ノ田圃付近で昼食をとることとした。
 金山は、百名山になっていないおかげで人が少なく、自然の状態が多いため、花の種類、量ともに豊富である。特に天狗原付近から頂上にかけての雪解け後の湿地帯は、お花畑が随所に見られ、圧巻はハクサンコザクラの群生。
 雲上にあるお花畑の楽園をたどる山行であった。 

 *帰りに秘湯の温泉 小谷温泉の名物旅館「山田旅館」で汗を流した。武田信玄の家臣によって発見され、江戸期に建築された本館などが国の登録有形文化財に指定されている。洗い場では水しか出なかったが、山行後に汗を流すには十分であった。 

7:45 ブナ林の登山道を行く  8:56 サンカヨウ

8:56 キヌガサソウ 9:20 1,945m峰が突然姿を

10:48 天狗原山付近から金山への展望 10:52 シラネアオイ

  11:04 ハクサンコザクラ(神ノ田圃付近)

11:02 神の田圃付近 11:09 ミヤマキンポウゲ

11:20 金山山頂(2,245m)  12:10 お花畑で昼食

  12:42 チングルマの群生と天狗原山付近
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2011.08.27 クズバ山(1,876m) 曇り     

 
日時 2011年8月27日(土) 
天 候
5:20 自宅出発
6:20 東小糸谷登山口着/6:30出発
7:30 中山(1,255m)着
7:45 クズバ山への分岐点/7:50出発
10:20 クズバ山頂上(1,876m)
12:15 クズバ山への分岐点
12:45 東小糸谷登山口
 
 7月16日に登って以来の山行となった。町内の役員があたっており、夏祭りの世話などがあった上に、山行の機会がことごとく雨で中止となり、この間隔となってしまった。無性に汗をかきたい心境であった。天気は中山へ行くまでは、良かったが、クズバ山を目指す段になってガスが出て、視界が利かなくなった。
 クズバ山は、中山を過ぎて取りつく道が最近整備されたようだ。通常、中山への登山口は、馬場島の手前に登山口があるが、今日は、馬場島を通過し、立山川沿いに750m程進んだ処で立山川を渡ると東小糸谷の登山口が見えてくる。ここに車を置いて出発する。クズバ山が目的であったため、中山まで行く必要がないが、一旦、中山まで登り、クズバ山への分岐点まで引き返した。分岐点には何の標識もなく注意をしていないとわからない。 
   6:30 東小糸谷登山口

 分岐点から頂上までは2時間30分であった。
 
この道は、人が通れる最低限の刈込みで急登を直登するコースを急遽つくったといった感じで、切り株が結構多くあり気を使う。また、懐が深くなかなか頂上にたどり着かない。登るも下るも大変なコースである。
 今日の山行は、もともとトレーニングのつもりであったが、視界も利かず、花もなく、露を払い除けて登るため登山口にくる頃には汗も手伝ってずぶ濡れの状態であり、まさに”苦行”であった。
 
しかしながら、温泉で汗を流すとなんとも言えぬ爽快な気持ちとなった。 

7:30 中山(1,255m) 7:45 クズバ山への分岐点

9:05 ブナクラ谷が見えている  10:20 クズバ山頂上
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