2008年(平成20年) 春
SUMMER SUMMER2  AUTUMN  WINTER 2008年の記録 

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2008.03.22 白馬乗鞍岳(2,436.7m)(山スキー) 快晴

スキー場附近より(左から)鹿島槍、五竜岳、八方尾根と唐松岳


     栂の森ロープウェイ乗り場と白馬岳 

 2月の約2週間入院後の復帰で、銀色のシーズンに間に合った。春山の定番、白馬乗鞍岳を目指すこととした。
 昨年の経験からロープウェイを利用できれば、それ程負担にはならないだろうと考えたからだ。天候は、快晴で後立山の峰々が姿を現すと気持ちが自然と高まってくる。2月の八方尾根での敗退時とは、状況がまったく違う。
日時 2008年3月22日(土) 
5:05 自宅出発
7:05 栂池スキー場着
8:05 ゴンドラリフト 出発
8:55 栂池ロープウェイ駅前を出発
10:00 天狗原
11:00 白馬乗鞍岳(2,436.7m)
11:25 頂上 出発
12:25 栂の森 栂池ロープウェイ駅始発駅
  
 

 栂池自然園から天狗原の登りは、傾斜もほどよく、左手には鹿島槍、五竜、八方尾根、白馬三山の景観を眺めることができるなど、本当に心地よい。快晴の時は、ここに来るだけでも価値があると思う。ゴンドラリフトで一緒になった方は、毎年天狗原まで山スキーで来ているそうで、昨日の夜大阪を出発してきたとのこと。
 8時のゴンドラリフト出発とほぼ同時に乗車し、順調に進むことができたため、白馬乗鞍岳へは、比較的早い時間に着くことができた。山頂で休憩の後、シールをはがし、いよいよ滑降。滑降しているのは、1人で、へリから降りて山頂を目指している多くのギャラリーの視線を感じながら気持ちよく滑ることができた。
 気温の上昇とともに雪質がよかったのは、天狗原の中間斜面までで、それから先は雪が重く思うようにスキーを回せない。ゲレンデに出ると昨年、天狗原から親沢を下り、これ以上進めなかったため、山を越えてゲレンデにたどり着き、暗闇の中を3人で滑って帰ったことを思い出した。体力が回復していないせいか休み休み滑ってようやく駐車場に到着した。

ロープウェイ終点附近からの眺望 ロープウェイ終点附近からの白馬岳 

ロープウェイ終点附近からの白馬村 (左から)鹿島槍、五竜岳、八方尾根と唐松岳 

天狗原への登り 天狗原 

天狗原からの眺望 (左から)鹿島槍、五竜岳、八方尾根と唐松岳、白馬三山     

天狗原にて 天狗原からの白馬乗鞍岳 

天狗原から (左)鹿島槍、五竜岳、八方尾根と唐松岳 白馬乗鞍岳の登り 

白馬乗鞍岳にて(後方)小蓮華山、白馬岳 白馬乗鞍岳附近からの眺望 

(左から)小蓮華山と乗鞍岳 ヘリポート附近からの鑓ヶ岳、杓子岳 
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2008.04.06 高幡山(1,332.2m) 快晴


     高幡山からの下り 正面 薬師岳 

 日曜日、晴れそうなので何処か登ろうということになった。
4月は、この残雪のシーズンしか登れない山がたくさんある。
 候補として考えていたのが、大倉山、前大日岳、大地山、横岳で、私が登ったことのない横岳に行こうと前日に連絡をとりあった。
日時 2008年4月6日(日) 
同行者  野村
6:05 自宅出発
7:15 跡津川部落附近で通行止め 
  車を置いて歩くこととした
7:45 佐古部落附近 出発
10:25 高幡山(1,332.2m)
11:00 頂上出発
12:10 佐古部落 着
12:50 駐車場 着
  
 
 国道41号線から土で大多和部落への道を進む。最初の部落跡津川を少し過ぎたところで通行止めとなっている。仕方なく車を降りて歩き出すこととした。
 部落の裏から雪のある登りやすいところを詰めていく。緩やかな雪面が上まで続いている。しかしながら、横岳への稜線に出たところで、横岳があまりにも遠く、ここからもう2〜3時間かかりそうなので、反対方向の高幡山に目的地を変更することとした。大多和の部落から登ってきたのではなく、一つ手前の佐古の部落からだと稜線に出て地形を見るなり気づいた。頂上へは、歩きだして3時間程の行程だった。
 これで退院後のリハビリ登山が2回目となった。前回の登り時間2時間、今回は、3時間だったが、調子はよくない。
 佐古の部落に着くとかって住んでおられた方と話をすることができた。今は廃村とのこと。帰りは割石温泉で汗を流した。 

高幡山頂上附近の登り 高幡山頂上附近より 薬師岳、北ノ俣岳 

薬師岳 右 横岳 
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2008.04.12 唐松岳(2,696.4m) (山スキー) 曇り後晴

(左)唐松岳、不帰の嶮、白馬三山

 
日時 2008年4月12日(土)
同行者 野村
5:30 自宅 出発
8:05 白馬 ゴンドラリフト 出発
8:45 八方池山荘出発
9:40 八方池上部
11:10 丸山ケルン附近
12:30 唐松岳頂上山荘
13:40 丸山ケルン附近
14:45 第二ケルン附近
15:10 八方池山荘
15:30 ゴンドラ駅着
 先週に引き続き出かけることとした。白馬乗鞍岳、高幡山でのトレーニングによりようやく唐松岳へ出かける気力や体力がでてきた。
 八方池山荘に着くまでは、雲の中で、まったく視界が利かない。歩き出す頃になって青空が少し出てきたが、白馬、五竜の稜線は、雲で視界があまりよくない。丸山ケルンを過ぎたところで視界がくっきり広がりだしてきた。雪面は硬く山スキーに替えてアイゼンを装着し、頂上を目指す。ここからがきつい。
 唐松岳山荘頂上小屋のある稜線に出るとこれまでとは異なる立山連峰の景色が目にとび込んでくる。別世界である。しかし、風が強くとにかく寒い。写真を何枚か撮って早々に下山することとした。スキーを脱いだところまで戻った後、シールを剥がしていよいよ滑降。


      白馬三山

 雪面がアイスバーンとなっており、スキー操作が難しい。滑るうちにようやくスキーが回りだしてくれた。気持ちのいい斜面もあるが慎重に滑って、第二ケルン附近まで来たところでやっと気が楽になった。
 下山後白馬八方温泉「みみずくの湯」で汗を流すと心地よい疲れが残った。


丸山ケルン附近からの唐松岳 丸山ケルン附近から 

五竜岳 唐松岳、不帰の嶮三峰 

正面 高妻山  五竜遠見尾根

唐松岳、不帰の嶮 不帰の嶮二峰一峰、キレット 
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2008.04.26 金剛堂山(1,637.9m) 晴れ後雨、曇り

五箇山方面の峰々


       正面の金剛堂山を目指して

 金剛堂山は、純白となる2月〜3月の山スキーの時期が一番好きである。この時期は、登ったことがなかったため出かけることとした。
  
日時 2008年4月26日(土) 
同行者 野村親子、鶴巻
6:30 自宅出発
8:00 スキー場の駐車場着
8:35 登山口 出発
10:20 1,346m
11:35 金剛堂山(1,637.9m)
12:40 昼食後出発(頂上より少し下って)
14:00 登山口 着
  
 
 山は雪解けが進みタムシバ(?)のつぼみ等春の装いを見せつつあるものの新緑が芽吹いてくるまでには、もう少し時間がかかりそうだ。この時期、天候によっては、冬の厳しい面も顔をのぞかせる
 11時頃であったろうかついに雨が落ちてきた。天気予報は、晴れから雨ではあったが、少し早いと思いつつも雨具を出して歩き出す。雨とガスの中を黙々と登り頂上へは11時35分で、登山口から3時間の行程であった。かなり風が強く、写真を何枚か撮って下ることとした。少し下って風の当たらないところで昼食をとった。幸い雨はあがっていた。
 帰りに天竺温泉によると思いのほか人は少ない。スキー場がシーズンの営業を終え、スキー客がいないせいであろうか。ゆったりとした気分で湯につかることができた。

早春の金剛堂山 登山口附近  

1,346m附近からの金剛堂山 
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2008.05.03 雷鳥沢滑降 (山スキー) 快晴

(左)立山、一の越、浄土山

 
日時 2008年5月3日(土)
同行者 野村
5:30 自宅 出発
8:40 室堂 出発
9:15 雷鳥沢キャンプ場着
11:30 剣御前小屋着
12:00 昼食後 出発 雷鳥沢滑降
12:40 雷鳥沢キャンプ場着
14:00 室堂着
 4連休は、天候が安定しているようで、初日の3日も快晴である。平野からは、すっきりと立山は見えないが、バスの中からは、次々とその峰々が姿を現し次第に期待が高まってくる。平成17年から毎年5月3日に山へ出かけているが今年も最高の天気となった。
 雷鳥沢へは、室堂山荘手前で左に折れ、雪に埋もれたミクリガ池の端を超えて滑り込めばあっという間に雷鳥沢テント場である。ここでシールを付けていよいよ雷鳥沢の登りである。
 約2時間で剣御前小屋に到着、剱岳の勇姿が目に飛び込んでくる。後立山の眺めも素晴らしい。途中何人かの方と話をしたが、関東方面から昨夜の内に出発し、朝一番に扇沢から室堂へ来たとのこと。交通費がかさむため、日帰りはもったいないとのことで何泊かするらしい。
 昼食の後、シールを剥がしいよいよ滑降。
      雷鳥沢上部よりの薬師岳

 ざらめ雪ながら滑りやすく出だしのターンがうまくいったことで恐怖心が消えた。雷鳥沢キャンプ場へは、あっという間である。ここで再びシールを付け、朝来たコースをさかのぼり、午後2時室堂に到着。 ターミナル附近は、観光客でかなり混雑している。

室堂附近からの奥大日岳 雷鳥沢の登り 

(下)雷鳥沢、アルペンルート、鍬崎山 剣御前小屋附近からの後立山 

剣御前小屋附近からの剱岳 雷鳥沢の滑降 

雷鳥沢キャンプ場からの奥大日岳 青空に映える立山 
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2008.05.17 白馬岳(2,932.2m)(山スキー) 曇り後晴

白馬岳大雪渓を行く


           大雪渓入り口 

 猿倉から白馬岳まで約6時間と計算し、朝3時40分に家を出た。途中朝食を食べ、猿倉を6時30分に出発。白馬尻への林道を少し歩いた時点から雪が繋がっており、大雪渓は豊富な雪で埋め尽くされ、頂上まで続いていた。帰りはスキーで最後まで滑ることができる。  
 猿倉から白馬岳頂上まで6時間半。
日時 2008年5月17日(土) 
3:40 自宅出発
6:10 猿倉着
6:30 猿倉(1,230m) 出発
12:00 白馬岳頂上宿舎附近
13:00 白馬岳(2,932.2m)
15:30 猿倉 着
  
 
頂上では、3月に白馬乗鞍岳の頂上で写真を撮ってもらった方と再会し、不思議な縁に驚く。残念ながら、まわりの景色はガスに覆われ望むことは出来なかった。
 白馬山荘附近からいよいよ滑降。上部は、新雪がすこし降ったあとで、なかなか好い状態で滑るが、大雪渓は、朝と違って斜面が柔らかく、いい状態ではないがそれでも十分に楽しめた。一気に滑り込む体力はなく、休み休み猿倉へ向かった。途中、雪解けにフキノトウのつぼみがたくさん顔を覗かせている。
 白馬方面のもう一つの楽しみは、温泉である。ホテル白馬、みみずくの湯、おびなたの湯、龍神温泉と制覇したが、今日は新規の第一郷の湯で汗を流した。

稜線直下の急登 大雪渓を振り返る 

白馬岳頂上宿舎が見えてきた 19年8月に宿泊した白馬山荘 

白馬岳(2.932.2m)頂上 雪渓上部の滑降を振り返る 
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