11:05 7:08 Grindelwald駅
今回のメンヒ登山は、旅行会社を通してグリンデルワルトスポーツに予約を入れていた。9/19(月)、20(火)の予定でメンヒとユングフラウを登る予定で、前日に確認に行ったところ、明日の天気や積雪の関係で頂上まで登れる保証はないとのことであった。それで最終日の22日にメンヒのみ登ることとなった。
他に登山客はなく、ガイドと1対1である。
8:55 集合場所であるJungfrauyochコーヒーバーでスイス人ガイドと会って挨拶を交わす。昨日も高度順化のため、Jungfrauyochを訪れており、場所の確認を済ませていた。
9:40 メンヒ取り付きでアイゼンを装着し、アンザイレン(岩場を登る際、安全確保のため、ザイルを互いに結び合う事)し、岩場を登り始める。岩場と雪渓が交互に現れるため、始めからアイゼンでの歩行である。
岩場をアイゼンで歩行するのは、日本ではあまり経験がなく、急斜面での登降は違和感があって登りにくい。
岩場を登り出すとガイドは、とにかく早い。足がかり、手掛かりを素早く見つけてどんどん登って行く。
必死についていくと、すぐに息が切れてしまった。とうとう頂上まで息が切れていた。
もっと岩場の表情を撮影して行きたかったが、そんな余裕などなかった。頂上直下に長いナイフリッジがあり、両サイド切れ落ちているため、気が抜けない。
11:35 取り付きから約2時間で頂上に。
標準は、3時間程らしい。頂上ではとにかく凄い景色が広がっている。写真を撮って軽いものを口に入れて、感動もそこそこに直ぐに下り出す。
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日 時 |
2016年09月22日(木) |
7:17 |
Grindelwald駅出発 |
8:55 |
Jungfrauyochでガイドと集合 |
9:05 |
Jungfrauyoch出発 |
9:40 |
Mönch取り付き |
11:35 |
Mönch頂上(4,107m) / 11:50出発 |
13:30 |
Mönch取り付き |
*14:00 |
Jungfrauyoch着 |
14:30 |
Jungfrauyoch駅出発 |
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頂上は、それ程広くなく2~3人くらいが限度であろうか下りは、ある意味、登りより慎重なものが求められる。所どころに固定ハーケンがあり、交互に確保しながら降りていく。途中2か所、垂直な岩場を懸垂下降で通過。
13:30 メンヒ取り付きでアイゼンを外し、ようやく緊張感から解放された。
4,000m級の山では、彼らは速攻で頂上を目指し、到達すると、ごく軽い行動食を口に入れて、速やかに下っていく。刻一刻変化する雪や天候を常に意識しているのである。日本でも冬の山は同様の考え方である。
14:00 Jungfrauyochに到着。明日は、帰国日で、今日の18:00まで荷物を駅に運ぶ必要があり、Jungfrauyoch内を見学することなく14:30の列車に乗り込んだ。
ホテルに帰って荷物の整理をしたところで一息ついた。今日は、最終日でレストランを予約してあったが、食欲がなく、キャンセルし、スープとバナナで夕食を済ませ、酒も飲まなかった。メンヒに登った安心感からか旅の疲れが出たようだ。翌日は、チューリッヒ空港までに2か所で列車の乗り換えが必要で寝過ごすことが心配で、早めに就寝。
一人旅で、もっとゆったりできると思っていたが、終わってみるとあわただしい山旅であった。
*8月のメンヒは、登る者も多いらしい。9月は積雪の関係で登頂できないリスクもあるが、やはりなんといっても雪が降った後の青空に映える山の景色は捨てがたい。それと秋口は天候が安定し、人が少ないため9月のメンヒを選択していた。
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